「健康トピックス」

北國新聞 ”健康ノート”、”丈夫がいいね”、”健康よもやま話”
金沢有松病院分掲載中

しみ、しわ治療の最前線

高齢化社会の進展とともに生活の質(クオリティー・オブ・ライフ)が重視され、美容皮膚科医や形成外科医が加齢に伴う肌の変化を治療する病院が増えています。

その中でも、顔面全体のしみ、しわに対し、短時間で効果がはやく、治療直後から普段どおりのお化粧をして、そのままの生活を維持することができるIPL(インテンス・パルスド・ライト)をレーザー光源として用いるフォトフェイシャルが、全国的に急速に普及してきています。

従来のレーザーでは術後、数週間のケアが必要でしたが、IPLでは紫外線をカットするだけでよく、ほとんど痕が残りません。またそばかす、赤ら顔にも有効です。

しかし、老化によるしみと、前がん状態である日光角化粧や悪性黒色腫との違いを正確に診断できるかが非常に重要で、皮膚科専門医による診察が必要です。