医療法人社団　中央会　金沢有松病院

「健康トピックス」

北國新聞　”健康ノート”、”丈夫がいいね”、”健康よもやま話”
金沢有松病院分掲載中

今、日本人女性の25人に1人が乳がんになると言われています。近年の乳がんの増加は著しく、年間4万人ががんにかかっています。死亡率でもついに胃がんを抜き、女性にとって一番多いがんとなりました。

なぜ増えているのでしょうか？遅い初産、出産しない女性、早い初潮、遅い閉経。また肥満、運動不足、脂肪やアルコール摂取過剰。これらはエストロゲン(女性ホルモン)の分泌に影響を与えるもので、乳がんの危険因子であることがわかってきました。

以前は乳がんは、しこりを触れてから検査をしていました。最近はしこりとなる前の乳がんをマンモグラフィで見つけられます。手術も乳房を全部とる手術から乳房温存手術に移ってきています。

現在、当院では80%が乳房温存手術です。そのためには早期発見が重要です。自己検診も大切ですが、しこりが触れなくても定期的に乳がん検診を受けましょう。