「健康トピックス」

北國新聞 ”健康ノート”、”丈夫がいいね”、”健康よもやま話”
金沢有松病院分掲載中

前立腺がん検診受けて 

(2008年8月14日(木) 北國新聞(健康ノート)に掲載分)

金沢市の住民検診「すこやか検診」で前立腺がんの検診が始まり、すでに8年が経過しました。
この間に精密検査の結果、前立腺がんと診断された人は283人もいました。
ほとんどの人が転移のない初期と診断されており、治療結果も良好だそうです。

昨秋、厚労省の研究班から、同検診は死亡率の低下に有効ではないとの否定的な発表がありましたが、日本泌尿器科学会では検診のガイドラインを作成して検診の推進を積極的に支持しています。
前立腺がんの罹患率は12年後には男性のがんのうちで2番目となり、死亡率は現在の約3倍になるとよ予測されています。

前立腺がんは血液を検査し腫瘍マーカーのPSAを測定することで、さらに精密検査が必要かどうかが判断できます。
検診の結果、世界で前立腺がんの進行がん罹患率が大幅に減少した結果が出ており、やはり検診を受けるべきです。