「健康トピックス」

北國新聞 ”健康ノート”、”丈夫がいいね”、”健康よもやま話”
金沢有松病院分掲載中

〜検査は眠っている間に?〜 

(2008年12月25日(木) 北國新聞に掲載分)

多くの方は内視鏡検査は苦しいというイメージをお持ちではないでしょうか。
内視鏡検査の時に使われる麻酔は、その時の体調や本人の希望、医療機関の方針などによってかなり異なります。
のどの麻酔だけで注射はしないケースから、完全に眠ってしますケースまでさまざまです。

用いられるのは鎮静剤などの静脈麻酔がほとんどで、手術のときの全身麻酔とは異なります。
意識下鎮静法といって、呼びかけかれたら答えられる程度の軽い麻酔が良いとされています。

麻酔が効きすぎると血圧が低下したり、呼吸が浅くなって体の中の酸素の量が低下するなど危険です。
最悪の場合には生命に関わることもあります。むやみに強い麻酔を希望するのではなく、担当医と相談し自分にあった方法で検査をしましょう。
「おえっ」となりやすい方には、鼻からの内視鏡などもあります。麻酔の注射を使用した後は車の運転ができませんので来院時にはご注意ください。