「健康トピックス」

北國新聞 ”健康ノート”、”丈夫がいいね”、”健康よもやま話”
金沢有松病院分掲載中

〜ニキビ治して明るい春を〜

(2012年3月18日(日) 北國新聞 健康ノ−トに掲載分)

日焼けには「サンバー春は新たな出会いが多い時期ですね。ニキビが気になって、なかなか社交的になれない・・・なんてことはないようにしたいものです。

ニキビとは、毛穴のつまりや皮脂の分泌増加から皮脂がたまる白ニキビ(コメド)に始まり、ここにニキビ菌などが増殖して赤い炎症ニキビとなり、ひどくなると化膿し痕を残したリする皮膚の病気です。 2008年に「アダパレン」という塗り薬が登場してして日本のニキビ治療が大きく変化し、これまでの治療と併せてコメド予防からの幅広い治療が可能になりました。

「アダパレン」は効果が出るまでに時間がかかり、約8割の方に皮膚刺激症状(乾燥、赤み、ヒリヒリ感など)の副作用が出現します。使用開始後2週間程度で副作用が軽くなり治療を継続できることが多いのですが、早くに使用を中断されていて残念に思われることがあります。

また、市販のニキビ薬や化粧品の影響で副作用がひどくなる場合もあります。困ったら主治医に相談し上手にニキビをコントロールして、明るい笑顔で日々過ごせるとよいですね。