「健康トピックス」
北國新聞 ”健康ノート”、”丈夫がいいね”、”健康よもやま話”
金沢有松病院分を掲載中
※ なお、記事の内容は執筆時点のものです。現在の医学的見地とは異なる場合がありますことを
ご了承ください。
〜 胸の痛み、息苦しさ感じたら・・・ 〜
気胸という病気をご存知でしょうか。何らかの原因により肺の一部が破れ、肺からの空気もれにより肺がしぼんでしまう病態のことをいいます。多くは急に胸や背中の痛みが生じ、呼吸の違和感や息苦しさを伴います。
緊急で処置が行われないと生命の危機に陥ることもある病気です。
気胸はその成り立ちから以下に分類されます。 @原発性気胸は若い方に多く発症するタイプで、肺の表面にできた嚢胞が破れることで生じます。A続発性気胸は、何かしらの肺疾患があり、それが起因となって生じるもの、B外傷性気胸は事故や転倒・転落などの外傷により生じるものです。
治療はドレーンと呼ばれる管を胸の中に挿入し、たまった空気を脱気することで呼吸状態の改善を促します。 これのみで治癒しない場合には手術が必要になります。 気胸に対する手術治療は、内視鏡を用いて空気漏れを起こしている部位の処置を行います。所要時間は状況により様々ですが、原発性であれば約1時間ほどです。
突然の胸の痛みや呼吸苦を感じた際には、肺外科治療の専門医が常駐する医療機関へご相談ください。
気胸はその成り立ちから以下に分類されます。 @原発性気胸は若い方に多く発症するタイプで、肺の表面にできた嚢胞が破れることで生じます。A続発性気胸は、何かしらの肺疾患があり、それが起因となって生じるもの、B外傷性気胸は事故や転倒・転落などの外傷により生じるものです。
治療はドレーンと呼ばれる管を胸の中に挿入し、たまった空気を脱気することで呼吸状態の改善を促します。 これのみで治癒しない場合には手術が必要になります。 気胸に対する手術治療は、内視鏡を用いて空気漏れを起こしている部位の処置を行います。所要時間は状況により様々ですが、原発性であれば約1時間ほどです。
突然の胸の痛みや呼吸苦を感じた際には、肺外科治療の専門医が常駐する医療機関へご相談ください。
外科診療部長 吉田 周平